プエラリアミリフィカの妊娠・避妊に与える効果

プエラリアミリフィカはマメ科植物の一種で、タイ北部やミャンマーなどに自生しています。大きな塊状に成長する根の部分が、現地では食用にされたり、伝統薬として滋養強壮や更年期障害の解消に用いられてきました。最近では日本でも健康食品として紹介され、各種サプリメントなどに取り入れられています。その効能は若返り・美肌・バストアップのほか、高脂血症や骨粗しょう症を予防するとか、妊娠しやすくなるなどと宣伝されています。
プエラリアミリフィカの効果は植物性エストロゲンによるものと考えられます。エストロゲンは女性らしさを司るホルモンの一種ですが、植物性エストロゲンはこれに似た構造を持ち、体内で同じような働きをします。植物性エストロゲンの有名な例として、大豆イソフラボンが挙げられます。同じマメ科のプエラリアミリフィカに含まれる植物性エストロゲンは、大豆イソフラボンの4倍から20倍もの活性を持つと言われています。この非常に強力な作用により、エストロゲンの減少が主な原因となる更年期障害や生活習慣病などに対して、少量でも十分な効果が期待できます。
ただしプエラリアミリフィカの安全性については、まだよく解明されていない部分があります。人によっては貧血や肝機能低下などの副作用があり、また動物実験では月経停止や排卵抑制作用が見られたという報告があります。食品なので大きな害はないと見られがちですが、過剰摂取には十分に注意を払う必要があるでしょう。特に経口避妊薬と併用する場合は、ホルモンバランスの変化により、効果が高まったり減殺されたりする可能性があります。心配ならば医師に相談し、体調に気をつけて慎重に服用してください。